速度の遅さに定評ある格安SIM=b-mobile
b-mobileはテレビCMもなく一般的な認知度はいまいちですが、なんと格安SIM業界ではベテラン中のベテランである日本通信が運営する格安SIMで、人気の高い格安SIM・イオンモバイルの通信事業も法人向けとして日本通信が担当しています。
しかし、実はb-mobileは速度が遅い、評判が良くない、というのが定説で…。
実際に使った人がツイッターにあげる口コミ、SNSやブログの実測記事なんて散々なんです。
でも本当に悪評は事実なのでしょうか?
そこで、本当にb-mobileはデメリットだらけなのか・いいところがないのか、b-mobileを再確認してみようと思います。
本当にb-mobileはデメリットだらけなのか
まず、実際に言われているb-mobileのデメリットはこちらです↓↓↓
- 速度が遅い…
- 高速通信の無制限プランが実質使えない…
- 余ったデータの繰り越しができない…
- ヘルプサポートが電話のみ…
- 同時購入できる端末が少ない…
- 評判や口コミ内容が散々…
- クレジットカード以外の支払方法がない…
結構ありますね~。
このうちひとつかふたつなら、他の格安SIMにもあるデメリットかもしれませんが、b-mobileには全部あるのです…。
では一つ目から見ていきましょう。
速度が遅い…
- 4G定額プランなのにこの速度はさすがに遺憾。
- b-mobile(日本通信)の評価が”番外”。
その他にも、メディア事業運営のITmedia Mobileが定期的に行なっている実測ランキングでは、2017年11月実測で最下位です。
格安SIMでトップのイオンモバイル68.18に対してb-mobileは2.25、とケタが違います…そりゃ遅いわっていう納得の数字ですね。
実際には、使えなくはないが低画質動画の再生がギリギリできるレベル、です。
速度は評判通りに確かに遅いのですが、実はこれはdocomo回線利用の場合です。
これまでもずっとb-mobileの速度は遅いというのが定評でした。
しかし、2017年に提供開始したソフトバンク回線を使った開幕SIMに関しては、まだユーザーが多くないことから空いていて速度は速く安定しているという評判が多いです。
b-mobileの速度が遅いというのは、今のところdocomo回線利用でのみということになりそうです。
ですので、ソフトバンク回線を利用したくてb-mobileを検討中なら速度は問題ないです!
※ソフトバンク回線b-mobileSで始めるiPhoneの記事はこちら。
しかし、今後ユーザーが増えてきて将来的に遅くなる可能性はあるかもしれませんので、あくまでも今のうちです。(2017年12月現在)
docomo回線利用でb-mobileを使いたいなら、すみませんが速度は諦めてください…。
速度の速さに定評がある格安SIMはこちら。
⇒ UQモバイル公式サイト
高速通信の無制限プランが実質使えない…
b-mobileが速度の評判を落とした大きな原因といわれる、いわゆる無制限プランは、高速データ通信なのにまーーーったく速度が出ないという定額通信プランです。※無制限定額プランの新規の申し込み受付はすでに終了しました。
b-mobileで無制限同然に高速通信を使いたかったら、25GBまで高速データ通信が使えるプラン「25GB定額」がいいでしょう。速度は何とも言えませんが…。
もちろん他社にも大容量プランはあります。
※大容量プランのある格安SIMはこちら。
⇒ 楽天モバイル公式サイト
無制限の利用にカウントフリーというアンサー
ちなみに、無制限に利用したい人はオンラインゲームや動画コンテンツ、音楽サービスなどをたくさん利用したい人でしょう。
それならば、使いたいアプリやサービスのカウントフリーがある格安SIMを選べばいいのです。
※カウントフリーがある格安SIMはこちら。
⇒ LINEモバイル公式サイト
余ったデータの繰り越しができない…
データ通信を節約して使っていたら余ってしまった…もったいないですよね!
余ったデータの繰り越しって、どこの格安SIMでもできるもんだと思っていたら、違いました。
b-mobileはいくらデータ容量が余っても翌月に繰り越すことができません!
しかし、b-mobileには25GB大容量プランの他にも「おかわりSIM」という使った分だけという従量制のプランがあります。
これは使った分だけなので、そもそもデータ繰り越しの必要がありませんし、足りなくなれば自分でチャージでなく自動的に容量がアップするという仕組みです。
大容量プランや定額プランならデータ繰り越しが欲しいところですが、データの繰り越しができなくてもおかわりSIMなら問題ありません。
ヘルプサポートが電話のみ…
格安SIMの低価格は、店舗が無いことやサポートが薄いことが理由のひとつです。
店舗の少なさや対面サポートの無さの対策に、多くの格安SIMは電話サポートの他にも公式サイトで無料チャットヘルプやLINEトークでの無料サポートを提供しています。
そんな中、b-mobileの問い合わせ対応お客様サポートは電話のみ…!!
これは格安SIM初心者や乗り換え初心者にはちょっときついかもしれません。
即日開設対応カウンターのある家電量販店の店舗ではスタッフの方が対応してくれますが、混んでいたりそもそも店舗が遠方ならば利用できませんよね。
実は、電話サポートの他にも無料チャットヘルプやLINEトークでの無料サポートを提供している格安SIMでも、電話サポートは混雑し待ち時間が長くかかる傾向があるのです。
電話サポートしかないのならば、混雑や待ち時間はその比ではありません…。急ぎで確認したいことや、時間のないときに問合せ電話しても待たされっぱなしなら意味ないです。
特に乗り換え初心者の人、格安SIM初心者の人にはこのサポート体制はおすすめできません!
※サポートの厚い格安SIMはこちら。
⇒ イオンモバイル公式サイト
同時購入できる端末が少ない…
b-mobileは同時購入できる端末はひとつだけ、VAIO PHONEですがまったくおすすめできません。
VAIO PHONEは、SONYのパソコンで人気のVAIOシリーズで企画開発されたスマホです。
価格は48,000円と、格安スマホの価格としてはちょっとお高い高性能最新スマホの部類になります。
…しかし、VAIO PHONEの内容が価格に見合っているかというとちょっと疑問で、OSはAndroid5.0と古いしCPUも同価格帯のものと比較すると性能が落ちます。
よっぽどのVAIOブランド好きな人でない限り、まったくおすすめできません!
端末は、今現在使っている端末をそのまま使うか、端末のみ家電量販店で購入になります。
どちらにしても、動作確認してSIMサイズの確認も…とか、乗り換え初心者や格安SIM初心者にはハードル高いです。
同時購入ができれば、動作確認もSIMサイズの確認も初期設定すら不要なので、不慣れな人にはおすすめなのです。
もしそういった、デジタルデバイスに不慣れでb-mobileを検討しているのなら、ちょっと待った方がいいかもしれません。
※SIMカードと端末が同時購入できる格安SIMはこちら。
⇒ 楽天モバイル公式サイト
評判や口コミ内容が散々…
これはもう、速度に関した口コミ・評判がほとんどですね。
先に紹介しました速度の項目で、はっきりと数字で速度の遅さが出てしまいましたから、これは間違いないということになります。
速度に関した悪評がほとんどですので、速度が低速でも問題なく契約したい人は評判・口コミが悪かろうが問題ありません。
口コミや評判のいい格安SIMを選びたい人はこちら。
⇒ IIJmio公式サイト
クレジットカード以外の支払がない…
b-mobileの毎月の支払方法はクレジットカードのみです。
契約にも必要になりますので、クレジットカードがないと契約すらできません!
ちなみに、クレカ以外の支払方法がある格安SIMはだんだん増えていっていますので、もしかしたらb-mobileも将来的にはできるようになるかもしれません。
クレカ以外の支払方法がある格安SIMはこちら。
⇒ 楽天モバイル公式サイト
b-mobileにもメリットはある
b-mobileはデメリットだけ?
そんなことはありません!他の格安SIMと比べていいところ=メリットもあります!
- 縛りが4カ月と短い!
- 違約金が8,000円と相場より安い!
- ガラケー向けプランがある!
- 従量制の1GBが安い!
- 希少なソフトバンク回線プランがある!
縛りが短い、違約金も安い!
通常、最低利用期間=縛りは、格安SIMの音声通話SIMでは12カ月というのが一般的です。
b-mobileはそこが4か月!
契約日から4カ月を過ぎれば、いつでも自由に無料で解約できます。
これなら、とりあえず4カ月だけ試してみようという使い方もできますね。
下の表で、他の格安SIMの最低利用期間と違約金(契約解除料)と比べてみましょう。
最低利用期間 | 違約金 | 公式サイト | |
b-mobile | 4カ月 | 8,000円 | http://www.bmobile.ne.jp/ |
楽天モバイル | 12カ月 | 9,800円 | ⇒ 楽天モバイル公式サイト |
OCNモバイルONE | 6カ月 | 8,000円 | OCNモバイルONE |
LINEモバイル | 12カ月 | 9,800円 | ⇒ LINEモバイル公式サイト |
OCNモバイルONEも、最低利用期間が6カ月と短めで違約金も相場9,800円よりも安い8,000円ですね。
他は相場通り、12カ月の9,800円です。
※最低利用期間は音声通話SIMのみです、データ専用SIMは契約後いつでも自由に解約できます。
1GB以下しか使わない場合は安い!
従量制プラン「おかわりSIM」の1GBプランなら、月額500円と業界最安レベルの安さです。
しかも、1GBの次2GBプランは格安SIMではかなり希少なデータ容量なので、ピンポイントに2GBを選びたい人には最適なプランです。
あまりスマホを使わない人で、最安にこだわる人にはおすすめできます。
※1GB500円レベルのプランがある格安SIMはこちら。
⇒ LINEモバイル公式サイト
ガラケー向けプランがある
なんと、シンプルな通話とSMSのみの、ガラケー専用プラン・携帯電話SIMがあります、希少!!
キャリアのように無料通話もついていて、ガラケー派の人もガラケーのまま格安SIMに乗り換えできます!
※docomo回線利用ですので対応機種はFOMAのみです。
無料通話の大きさ別に3種類あるプランの月額料金を見てみましょう。
月額料金 | 1,290円 | 2,290円 | 3,710円 |
無料通話 (相当する金額) |
32.5分 (1,300円分) |
75分 (2,700円分) |
178.5分 (5,000円分) |
無料通話以外の通話料 | 20円/30秒 | 18円/30秒 | 14円/30秒 |
…しかし、格安SIMのプランとしては業界唯一ですが、最安で飛びつくほどかというとそうでもありません。
docomoのプランでは、ほとんど待ち受けという人へのタイプSS バリューは実質934円で無料通話1,000円分付きですし、かなり通話する人へのタイプL バリューは実質4,000円で無料通話6,000円分付きです。
ガラケー派はキャリアで、というのが賢い選択かもしれません。
希少なソフトバンク回線プランがある!
音声通話つきSIMプランの「990JUST FIT」は、格安SIMで唯一のソフトバンク回線での音声通話SIMです!
データ専用プランでは「開幕SIM」ですが、他社ではU-MOBILE・スマモバにもソフトバンク回線のデータ専用プランがあります。⇒ U-mobile公式サイト
詳しくはこちらのSIMロック解除できないソフトバンクのiPhoneを格安SIMで使う方法へ。
b-mobileが向いているのはこんな人
b-mobileが向いている人は、速度にこだわらない人・格安SIMなどデジタルデバイスに慣れている人…しかし、そんな人は果たしてb-mobileを選ぶのか甚だ疑問ではあります。
他にもいい格安SIMがたくさんありますから!
しかし!格安SIMで唯一というソフトバンク回線を持つ、という強みは最強!!!!
ソフトバンクの端末をそのまま使いたいという人、SIMロック解除できないソフトバンク端末を有効活用したいという人なら迷わずb-mobileです。
あなたに楽しい格安SIMライフを!!
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