最近、何かと話題の格安SIM。
国内三大キャリア(au・Docomo・SoftBank)の契約プランよりも、月々の使用料がグッと安くなるということで、「格安SIMが欲しい」「格安SIMを使いたい」という人が、増えてきているのでないでしょうか。
ここで生まれるのが、「格安SIMって何処に売っているの?」というギモンです。
そこで今回は、「初めて格安SIMを買いたい!!」と思った格安スマホ初心者さんのために、格安SIMの3つの購入方法と、それぞれのメリットやデメリットについてご紹介し、全てを踏まえたうえで、最後にオススメの購入方法をお伝えします。
格安SIMの3つの購入方法
ちなみに、格安SIMの3つの購入方法とは、下記の3種類のことを指します。
- 家電量販店で格安SIMを購入する
- MVNO実店舗で格安SIMを購入する
- インターネット経由で格安SIMを購入する
それでは、それぞれの購入方法についてご説明したいと思います。
家電量販店で格安SIMを購入するメリットとデメリット
ではまず、家電量販店で格安SIMを購入する方法、そのメリットとデメリットについてです。
大型家電量販店では、各社のSIMカード(店舗により取り扱っている会社に違いがあるので要確認)が販売されています。
更に、近年格安SIMの人気が高まってきたことを理由に、ビックカメラではオリジナルの格安SIM「BIC SIM」も展開されています。
家電量販店で格安SIMを購入する メリットとデメリット |
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メリット | 1.対面で購入できること
2.他のMVNO会社と比較がしやすいこと 3.格安スマホがその場で使えるようになること |
デメリット | 1.店員間の知識にばらつきがあること
2.家電量販店に出店しているMVNO会社がまだ少ない |
上記それぞれのメリット・デメリットの項目について、下記で詳しくご説明致します。
メリット1.対面で購入できること
まず、家電量販店で格安SIMを購入するメリットの1つは、店員さんと対面で購入手続きが出来ることです。
不安点や疑問点があれば、すぐに質問することができますし、何より直接コミュニケーションを取ることで安心感を得ることが出来ます。
「普段、インターネット経由での購入は全くしない」「顔の見えない取引には不安がある」といった方にオススメです。
また、基本的なことではありますが、その家電量販店のポイントを貯めたいという方にも、オススメできる購入方法ではあります。
※ポイントが付かないものもあります。
メリット2.他のMVNO会社と比較がしやすいこと
また、同じ店舗で取り扱っている各MVNO会社の格安SIMカードを、比較・検討しやすいこともメリットの1つです。
「特に契約したいと思っているMVNO会社は無いから、会社の垣根を越えて、純粋にプランだけで比較する」といったことが可能です。
※MVNO会社とは……ドコモやauの回線を借りて格安SIMを展開している会社。mineoやY!mobileなど。
メリット3.格安スマホがその場で使えるようになること(開通)
格安SIM初心者さんの場合は、「自分でうまく初期設定できるか分からない」と不安に思う方も多いかと思います。
家電量販店で格安SIMカードを購入すれば、その場で開通の設定を行ってくれるので、お手元に渡った段階で直ぐに、格安スマホの使用をしていただくことが出来ます。
「そもそもスマホの設定自体が苦手なんですが……」という方にもオススメの購入方法です。
デメリット1.店員間の知識にばらつきがあること
ここからは、家電量販店で格安SIMカードを買うデメリットについてお話いたします。
まず、1つ目のデメリットは、家電量販店の店員間の格安SIM関連の知識にバラつきがあることです。
よく家電量販店に行く方なら、実際に体感することも多いかもしれませんが、家電量販店の店員さんは、その商品を長く担当しており、知識がとても深い方もいれば、またその商品の担当になったばかりで、知識が浅い方もいらっしゃいます。
ここでの知識というのは、プラン知識やMVNOの知識です。
ただ、格安SIMを利用する上で最も大切な情報は、通信速度や時間帯により電波環境が変わる事など。残念ながらこの通信面の知識がある方に出会った事は今のところありません。
格安SIMの契約を行う時、通信知識に明るい方に担当してもらえれば問題はないのでしょうが、店員さんが自分から「格安SIMにはあんまり詳しくないんですけど……」と言ってくるわけがありませんよね。
そのため、万が一、知識や経験の浅い店員さんの話を鵜呑みにしてしまうと、後になってから、
「あれ、こっちのプランの方が値段が安いのに・・・・・・」
「あっちのプランの方が、あの時説明した自分のスマホの使い方に合っている気がするのに……」
と、納得がいかない結果になってしまう可能性もゼロではありません。
できるだけネットで情報収集をするのが好ましいですね!
デメリット2.家電量販店に出展しているMVNO会社がまだ少ない
また、格安SIMの知名度が上がってきたとはいえ、家電量販店に出展しているMVNO会社がまだまだ少ないことが、デメリットの2つ目です。
家電量販店によって、出展しているMVNO会社に違いもありますから、もしお目当ての格安SIMカードがある場合は、事前に店舗に問い合わせるなどして確認をしておくのも、ひとつの手かと思います。
MVNO実店舗で格安SIMを購入するメリットデメリット
では次に、MVNO実店舗で格安SIMを購入するメリットとデメリットについてご紹介します。
大手MVNO会社の中には、家電量販店への出展やインターネット販売だけではなく、実際に店舗を持つ会社も存在するのです。
~実店舗を持つMVNO会社の例~
……etc
MVNO実店舗で格安SIMを購入する メリットとデメリット |
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メリット | ・対面で購入でき、店員との信頼関係も築きやすい |
デメリット | ・実店舗を構えているMVNO会社が少ない (店舗数も少ない) |
以下で、詳しく解説していきたいと思います。
メリット.対面で購入でき、店員との信頼関係も築きやすい
MVNOの実店舗では、家電量販店と同様に、店員さんと顔を合わせて説明を受けて購入が出来るので、安心感があります。
また、少なくとも自社の格安SIMに関しての知識は豊富なので、質問に答えてもらいやすいのもポイントです。
家電量販店とは少し違うポイントで、①店員さんの入れ替わりが少ない、②電波に関する深い知識があるという利点が大きいです。
担当の店員さんと仲良くなれば、困った時の相談もしやすいですよ。
デメリット.実店舗を構えているMVNO会社が少ない
MVNO会社の実店舗で格安SIMを購入するデメリットは、そもそも実店舗を構えているMVNO会社が少ない点です。
ようやく実店舗を見つけても、お家からかなり遠くの場所にあり、行くだけでとても時間がかかってしまうパターンもあります。
「忙しくて、なかなか遠くまで出かける時間が無い」という方には、不向きな購入方法だと言えます。
インターネットで格安SIMを購入するメリットデメリット
最後にご紹介するのは、インターネット経由で格安SIMカードを購入する方法のメリットとデメリットです。
インターネットで格安SIMを購入する メリットとデメリット |
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メリット | 1.24時間、どこからでも格安SIMを購入できる
2.インターネットでしか購入できないMVNO会社の格安SIMを購入できる 3.WEB限定のキャンペーンが多数ある 4.品切れがない |
デメリット | 1.店員と顔を合わせてコミュニケーションが取れない
2.格安SIMだけの購入の場合、端末のAPN設定(初期設定)が必要 |
以下で、詳しく解説いたします。
メリット1.24時間、どこからでも格安SIMを購入できる
インターネットで格安SIMを購入する最大のメリットは、24時間、どこからでも格安SIMを購入できることです。
家電量販店でもMVNO実店舗でも、お店には営業時間がありますよね。
当たり前ですが、営業時間内にお店に行かないと、格安SIMを購入することはできません。
一方、インターネット経由の場合は、営業時間の制限がなく、基本的に24時間、注文を受け付けてくれます。
そのため、「忙しくてなかなかお店には行けない」というお客様でも、ちょっとしたすき間の時間を見つけて、格安SIMの購入をすることができます。
送料が0円のところも多いので、余分なコストをかけずに通販することも可能です。
メリット2.インターネットでしか購入できないMNVO会社の格安SIMを購入できる
家電量販店への出店や実店舗のオープンが進んできているとは言え、まだインターネットでしか販売していない格安SIMもあります。
DTI SIMもそれにあたり、2017年1月30日現在、インターネット経由でしか購入することができません。
→DTI SIMを見てみる
また、家電量販店や実店舗で格安SIMを販売しているMVNO会社でも、時期によっては公式通販からのお申込み限定のキャンペーンが行われることがあります。
ですので、お目当ての格安SIMを家電量販店や実店舗に見に行く前に、1度公式サイトを見ておいて、破格のキャンペーンが開催されていないかどうかチェックしておくこともポイントですね。
メリット3.WEB限定のキャンペーンが多数ある
そもそも店舗で格安SIMを購入しても、キャンペーンなどありません。
しかし、WEB経由で直接MVNOから購入する場合は、キャッシュバックや割引キャンペーンなどを行っている事がほとんどです。
その為、最も格安SIMをお得に購入することができる方法です。
メリット4.品切れがない
家電量販店もMVNO店舗もSIMカードは在庫として仕入れているので、品切れになることがあります。
もちろん、WEBでも仕入れを行っている観点から品切れが起こる可能性もありますが、基本的には店舗よりも明らかに所有数が多いため、品切れになる可能性は低いです。
よってある意味では購入しやすく、早く手に入る可能性もあるということです。
デメリット1.店員と顔を合わせてコミュニケーションが取れない
インターネット経由で格安SIMを購入する1番のデメリットは、店員と顔を合わせてコミュニケーションが取れないことです。
基本的に、自分の知識だけを頼りにして購入するしかないので、全くの初心者さんにとってはハードルが高いかもしれません。
しかし最近では情報サイトなどが多く、必要な知識はグーグルやヤフーで検索する事によりすぐに出てきます。
今これをお読みになった時も検索されているかと思いますので、分からない事をそのまま検索してみるとすぐに解決できますよ!
ちなみに、mineoなど、MVNO会社によっては、専任のオペレーターがチャットでユーザーの質問に答えてくれるシステムを導入しているところもあるので、これはメリットといえます。
→ mineoの公式サイトを見てみる
自分の知識だけに頼ってしまう分、確認ミスで、自分が使いたい格安スマホには挿入できない格安SIMカードを選んでしまう可能性もあります。
各対応BANDの確認も、慣れていない方にとっては難しいかもしれませんが、そんな方は端末と格安SIMをのセットを購入すれば間違いありません。
デメリット2.格安SIMだけの購入の場合、自分で初期設定をするのが面倒
もう1つ、格安SIM単体をインターネット経由で買う場合、いわゆる初期設定が必要になります。
インターネット経由でも、スマホ本体と同時購入する場合は、すぐに使えるように設定をした状態で格安SIMを送ってくれることがありますが、SIMカードだけを購入して、今持っているスマホで活用したい場合は、自分で初期設定をしなくてはいけません。
※SIMフリー端末である必要があります。
この設定というのは、APN(Access Point Name)設定のことで、APN設定に必要なユーザー名やパスワードは各MVNO会社の公式サイトなどに掲載されています。
でも実際、それほど難しい作業ではないです。
とはいっても「自分で機械の初期設定をすることなんてほとんどない!!」という方にとっては、APN設定もなかなかハードルの高い作業ではないでしょうか。
格安SIMの3つの購入方法とメリットとデメリットのまとめ
いかがでしたか?
- 家電量販店で格安SIMを購入する
- MVNO実店舗で格安SIMを購入する
- インターネット経由で格安SIMを購入する
それぞれ、一長一短、メリットとデメリットがあることがお分かり頂けたかと思います。
例えば、「時間がなくて直接お店には買いに行けないが、格安SIMのことはある程度知っている」という方の場合は、インターネット経由でも問題ないでしょう。
「店員さんに直接質問をして、格安SIMを選びたい」という方の場合は、家電量販店での購入がオススメです。とはいえ、ノルマなどの兼ね合いもあって適切な案内をしてくれない方もいるので、鵜呑みにしないことをおすすめします。
格安SIMに関する知識の深さや、近くに大型家電量販店やMVNO実店舗があるかどうかなど、個人の状況によって最適な購入方法があるかと思いますので、よくご検討の上、あなたにピッタリの格安SIMをゲットしてくださいね!!
最もお得な格安SIMの購入方法
このページで紹介した3つの購入方法を比較して分かる最もお得な格安SIMの購入方法は、「インターネット経由での購入」です。
理由をお伝えすると。
- キャンペーンによりキャッシュバックや割引を受けれる
- WEB上ですぐに手続きができる
- 品切れがない
- WEBで情報の精査を自分でできる
(店員の情報は鵜のみにすると危険なため)
なにより、最もお得かつ手続きもWEB上で終わるので楽です。
ちなみにどの格安SIMが良いのか悩んでいる方は、各MVNOの違いなどを比較してみると良いですよ!
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