いざ格安スマホにしよう!と思っても、
端末はどうしようか・・・
どの格安SIM会社で契約しようか・・・
と考えることが多くて大変ですよね。
そもそも格安スマホとは、格安SIMカードを利用して毎月のスマホ料金を安くしたスマホのことなのですが、格安スマホにするためには、以下の2つの場合があります。
- 今持っている端末はそのままでSIMカードだけ購入する場合
- SIMカードと一緒に端末も買い替えたい場合
簡単に言うと、前者の場合はSIMカードだけ購入、後者の場合は端末とSIMカードどちらも購入ということです。
そして今回は、後者に着目して、5つの基準からどんな端末を選ぶのがいいかをご紹介していきたいと思います。
端末選びの参考になれば幸いです。
目次
格安スマホに乗り換える方法は2通り
端末の買い替えも含む格安スマホへの乗り換え方法は、以下の2通りです。
- 「セット購入」・・・端末とSIMカードセットで格安SIM会社で契約する
- 「バラ購入」・・・端末とSIMカードを別々で購入する
では、それぞれ詳しくご紹介していきたいと思います。
1. 端末とSIMカードをセットで購入する
mineoやUQ mobileなど、ほとんどの格安SIM会社では端末とSIMカードをセットで購入できるようになっています。
仕組みはキャリアと同様で、購入した端末を一括もしくは分割で毎月のスマホ料金と一緒に請求されます。
たまにキャンペーンで端末割引を行っている格安SIM会社もありますが、キャリアのように、実質端末を半額程度で購入できるという割引制度はありません。
端末とSIMカードをセットで購入することによるメリットは、端末を一緒に申し込むことによってポイントなどの特典がつくことです。
また、申し込み先の格安SIM会社がおススメする端末を購入できることも魅力的です。
2. 端末と格安SIMを別々で購入する
「この格安SIM会社のSIMカードを契約したいけど、欲しい端末がない!」ということも当然起こり得ます。
そのときは、SIMフリーのスマホをネットショップや家電量販店で購入し、SIMカードを格安SIM会社で契約することができます。
別々で購入するメリットは、豊富な端末の中から自分にぴったりのものを選べるということです。
格安SIM会社によっては、選べる端末がかなり限られている場合もあります。
何年間か使うものですから、せめて自分が納得するものを選びたいですよね。
申し込み先の格安SIMに希望する端末がない場合は、別々で購入することをおすすめします。
5つの基準で選ぶスマホ端末
ここからは、肝心のスマホ端末を選ぶ基準をご紹介していきたいと思います。
決して安くはない買い物なので、ご自身の重要視するものに合わせて満足のいく端末を選んでみてください。
選ぶ基準は以下の5点です。
- スペック
- デザイン
- バッテリーの持ち
- 持ち歩きやすさ
- カメラの性能
1. スペックで選ぶ
端末を選ぶ上で一番重要と言っても過言ではないのがスマホのスペックですよね。
もちろん、スペックが高ければ高いほど値段も上がりますが、長く使うものであればできるだけ良いパフォーマンスのスマホを選びたいところです。
ここでは、スマホのスペックを知る上でチェックしてほしい3点(CPU・ROM・RAM)をお伝えし、その後スペックの高いスマホ端末をご紹介していきたいと思います。
ちなみに、この3点は勉強する人に例えられることがよくあります。
CPU ~スマホ(作業する人)の頭脳~
CPU(マイクロプロセッサー)は、一言でいうとデータを処理する重要な部品です。
「頭脳」と例えられることがありますが、スマホの性能を左右する最大の要因はこのCPUです。
CPUの性能が良ければ素早く処理を行ってくれますが、CPUの性能が悪いと処理が追いつかなかったりします。
ちなみに、CPUの性能が良いかどうかは、主に※「クロック周波数」と「コア数」で決まります。
また分からない言葉が出てきましたが、とりあえず数が大きければ大きいほど処理が速くスペックが高いと覚えておけば大丈夫です。
レベルと数値の目安は以下のとおりです。
クロック周波数 | コア数 | |
---|---|---|
ロークラス | 1.0Ghz | 1 |
ミドルクラス | 1.2Ghz ~ 1.8Ghz | 2 or 4 |
ハイクラス | 2.0Ghz~ | 4~8 |
→作業する人のスピードに例えられ、 数が大きいほど処理が速くなります。
この場合、2.36Ghzのコアが4つと1.7Ghzのコアが4つで合わせて8つのコアということです。
・コア数・・・一度に処理できる作業の数で、デュアルコア(2つ)・ヘキサコア(6つ)などと表記されています。
→作業人数に例えられ、 数が多いほど処理が速くなります。
最近のスマホはヘキサコア(6つ)かオクタコア(8つ)が多いですが、コア数が多いとその分フルパワーで稼働したときの消費電力が通常より多くなってしまうこともあります。
そのため、あえて何個かのコアは性能を落として電力の消耗を防ぐこともあります。
ROM ~スマホの収納スペース~
ROM(Read Only Memory)とは、写真や動画などを保存する場所のことを指し、「内部ストレージ」とも呼ばれます。
スマホを購入するとき、”64GBか128GBどちらがいいかな~”なんて悩んだ経験ありませんか?
これがROMです。
ROMの値が大きいほど、たくさんの写真や動画を保存することができます。
※ちなみにiPhoneXsは512GBです。
Android端末であれば、少ないストレージの端末を選んでもSDカードを使うことでストレージを大きくすることができますが、iPhoneの場合はできません。
iPhoneなのにうっかり小さいストレージを選んでしまった!ということのないよう、自分にはどのくらいのストレージが必要なのか把握しておきましょう。
【ストレージの確認方法】
Android
「設定」→「ストレージ」→「機器メモリー」
iPhone
「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
RAM ~一度に処理できる領域(作業する人の机)~
RAM(Random Access Memory)とは、スマートフォンを快適に動作させるための一時的な作業領域のことを指し、「メモリ」とも呼ばれます。
RAMの値が大きければ大きいほど、処理能力が速くなり、一度に色んなページを開いてもスムーズに動きます。
勉強するとき、机が小さければ本を何冊も置けないため、何度も本棚まで取りに行かないといけませんよね。
このように、RAMの値が小さいと効率が悪くなり、画面がカクカクとスムーズに動かないときがあります。
じゃあRAMは何GBあればいいの?ということですが、普通にスマホを使うのであれば4GBほどで足りるかと思います。
以上3点を踏まえて、高スペックのスマホ端末はこちらです。
端末(SIMフリー) | 料金 | CPU(コア数) | ROM(外部) | RAM |
---|---|---|---|---|
HUAWEI P20 lite | ¥28,799~ | オクタコア | 32GB(256GB) | 4GB |
HUAWEI nova 3 | ¥49,661~ | オクタコア | 128GB(256GB) | 4GB |
HUAWEI P20 | ¥61,344~ | オクタコア | 128GB(非搭載) | 4GB |
ZenFone 5 | ¥53,297~ | オクタコア | 64GB(100GB) | 6GB |
HUAWEI Mate 10 Pro | ¥63,656~ | オクタコア | 128GB(非搭載) | 6GB |
2. デザインで選ぶ
毎日使うことを考えると、見た目のデザインはとても重要ですよね。
auの調査によると、スマホ端末を選ぶ基準が9つある中で、「デザイン」は3位にランクインしています。
そのくらい、カッコよさや可愛さを重視する人は多いんです。
最近のスマートフォンはデザイン面にかなり力を入れていますが、ここでは、その中でも特にデザインの満足度が高いSIMフリースマホをご紹介していきたいと思います。
※価格.comのランキングを参考にしています。
端末(SIMフリー) | 価格 |
---|---|
OPPO R11s | ¥38,500~ |
HUAWEI P20 lite | ¥28,800~ |
ZenFone 5Q | ¥39,074~ |
HUAWEI Mate 10 Pro | ¥63,794~ |
ZenFone 5 | ¥53,847~ |
iPhone XS Max | ¥124,800~ |
HUAWEI nova 3 | ¥49,679~ |
HUAWEI P20 | ¥61,344~ |
HUAWEIやZenFoneは安定して上位にランクインしていましたが、意外と知られていないのがOPPO(オッポ)のスマートフォン。
OPPOは世界シェア4位まで上り詰めている中国のメーカーなのですが、その最新のモデルが「OPPO R11s」なんです。
高級感溢れるデザインに仕上がっており、口コミでもコスパ最強と言われています。
3. バッテリーの持ちで選ぶ
バッテリーの持ちも選ぶ基準としてとても重要です。
友達と遊んでいるときに、充電があと15%しかない!
という経験はありませんか?
モバイルバッテリーを持っていれば問題ないかもしれませんが、やはり端末本体のバッテリーの持ちがいいに越したことはないですよね。
最近は、バッテリー容量2000~3000mAhあたりのスマートフォンが多いですが、中には4000mAhを超える大容量バッテリーのスマートフォンもあるんです。
以下の表では、バッテリーの満足度が高いSIMフリースマホを記載しています。
※価格.comのランキングを参考にしています。(バッテリー容量が多い上位3機種に黄色下線)
端末(SIMフリー) | バッテリー容量(mAh) | 価格 |
---|---|---|
HUAWEI Mate 10 Pro | 4,000 | ¥63,794~ |
OPPO R15 Neo 3GBメモリー | 4,230 | ¥25,138~ |
OPPO R11s | 3,205 | ¥38,500~ |
ZenFone 5Z | 3,300 | ¥67,000~ |
HUAWEI nova 3 | 3,750 | ¥49,679~ |
ZenFone 4 Max | 4,100 | ¥19,774~ |
ZenFone 5Q | 3,300 | ¥39,074~ |
HUAWEI Mate 10 lite | 3,340 | ¥26,901~ |
お気づきのとおり、この中にiPhoneシリーズが一つもランクインしていませんよね。
実は、iPhoneシリーズは意外と容量が少なく、唯一 3,000mAh以上のバッテリーを搭載しているのはiPhone XS Maxの3,174mAhだけなんです。
ちなみに、iPhone6/7/8は1,900mAh前後、PlusシリーズやiPhoneXが3,000mAh弱なので、バッテリーの持ちを重視するなら断然Androidの方がおすすめです。
4. 持ち歩きやすさで選ぶ
スマートフォンを肌身離さず持っているという人は少なくないと思います。
やっぱり毎日携帯するものなので、持ち歩きやすさで選ぶのも一つの手でしょう。
ちなみに、現時点でのスマートフォンの重さの平均は約150gです。
ここでは、軽さとサイズのコンパクトさに着目して、持ち歩きやすさの満足度が高いSIMフリースマホをご紹介していきたいと思います。
※価格.comのランキングを参考にしています。
端末(SIMフリー) | 重さ | サイズ(幅×高さ×厚み) | 料金 |
---|---|---|---|
AQUOS R compact SH-M06 | 140g | 66×132×9.6mm | ¥56,634~ |
HUAWEI P20 lite | 145g | 71.2×148.6×7.4mm | ¥28,799~ |
ZenFone 5Z | 165g | 75.6×153×7.7mm | ¥68,546~ |
HUAWEI nova 3 | 166g | 73.7×157×7.3mm | ¥49,661~ |
HUAWEI nova lite 2 | 143g | 72.05×150.1×7.45mm | ¥22,000~ |
もちろん、人それぞれ手の大きさや心地いいと感じる重さは違うため、一概にこのサイズがベスト!とは言えません。
ただ、やはり150g前後の重さが持ち運びに便利なようですね。
5. カメラの性能で選ぶ
インスタグラムなどのSNSの普及もあり、スマホはカメラの画質が良くないとイヤだ!という方もいるのではないでしょうか?
特に新iPhoneシリーズは、一眼レフ顔負けの画素数を叩き出しています。
暗い中でもキレイに撮れたり、ポートレートモードで背景をぼかすこともできるため、デジカメの必要性が日に日に薄れていますよね。
さて、日々進歩しているスマホのカメラ機能ですが、機種によってはまだまだ差があります。
下記には、カメラの性能で評判がいい端末をご紹介します。
※価格.comのランキングを参考にしています。
端末(SIMフリー) | 背面カメラ画素数 | 前面カメラ画素数 | 4K撮影対応 | 料金 |
---|---|---|---|---|
HUAWEI P20 | 1200万画素RGBセンサー 2000万画素モノクロセンサー |
2400万画素 | × | ¥61,344~ |
iPhone X | 1200万画素広角カメラ 1200万画素望遠カメラ |
700万画素 | 〇 | ¥104,800~ |
iPhone XS Max | 1200万画素広角カメラ 1200万画素望遠カメラ |
700万画素 | 〇 | ¥152,500~ |
HUAWEI Mate 10 lite | 1600万画素+200万画素 | 1200万画素+200万画素 | × | ¥26,550~ |
OPPO R11s | 2000万画素+1600万画素デュアルカメラ | 2000万画素 | × | ¥38,500~ |
画素数が大きければ大きいほど、綺麗な写真を撮れると思われがちですが、実はスマホの写真であれば1000万画素、いやもっと少ない画素数でも十分なのです。
しかし、画素数以上にすごいのが、HUAWEIの場合「AIアシスト機能」を使うことで被写体を自動で美しく撮影できるということです。
また、iPhoneXやiPhoneXSは、他の3つにはない「4K撮影」に対応しています。
4K撮影とは、フルHD(1920×1080ピクセル)の4倍の画素数に相当する映像のことで、動画再生中にズームをしてもフルHDの解像度を保ちます。
これらの機能があるため、カメラの性能が良いと評価されているんですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
このページでご紹介した基準は以下の5点です。
- スペック
- デザイン
- バッテリーの持ち
- 持ち歩きやすさ
- カメラの性能
スマホ端末一つ選ぶのにも、色々な選び方があることがお分かりいただけたかと思います。
これだけは譲れない!という基準を見つけて選ぶのもいいですし、複数の基準を基に妥協点を探すのもいいと思います。
ご自身の使い方に合わせて、最適なスマホを選んでみてくださいね。
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