simフリーのiPhoneで月々の利用料を節約しよう!

iPhone SIMフリースマホ

2016年秋、AppleからiPhone7が発表されましたね! 発売直後、AppleStoreは大勢の人でごった返していました。

日本では最初にiPhone3Gが2008年にソフトバンクから発売されて以降、次々に新機種が発表され、他のAndroid端末とともに、iPhoneは日本のスマホ業界では大人気の商品になっています。

「ガラケーからiPhoneに乗り換えて、今までずっとiPhoneを使い続けています」という方も多いと思います。

キャリアを乗り換える機会がそんなにないのと同じように、iPhoneを気に入って長く使っている人からすれば、出来ればこの先も、iPhone端末を使っていきたいと思っているはず。

ところで、最近「格安スマホ」「格安sim」という言葉を聞く機会が増えたことにお気づきでしょうか? ときどきニュースなどでも、「○○が格安スマホ業界に参入!」と大きく報じられたりしています。

格安スマホというのは、Docomo・au・ソフトバンクの三大キャリアが提供しているプランと比べて、格段に安いプランを提供しているsimカードが内蔵されたスマホの総称です。

iPhoneでも格安simカードは利用できます!

現在、三大キャリア以外の様々な会社がsimカード単体、またはsimカードが内蔵された端末を販売しており、その知名度はグングン上がってきています。

通信上限1GB、500円から利用できる格安のsimカードは、イオンが販売しています。そのほか、LINE株式会社では、月々の通信料上限を超えてもLINEは高速通信のまま利用できる独自のプランがあります。

格安simカードを使うプランは魅力的ですが、「iPhoneのままでも、使いたいsimカードを入れて、格安のプランを利用できるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、iPhoneでも格安simカードを使うことは出来ます

simロック解除の義務化で自由にsimカードが選べるように

他のAndroid端末と同じように、iPhoneにも電話番号などの個体識別番号が登録されたsimカードが挿入されています。

iPhoneの中のsimカードは、もともとAppleが管理しているものではあるのですが、三大キャリアで契約された段階で、それぞれの会社からAppleにsim番号と端末の情報を結びつけるように申請がされます。この段階でロックがかけられて(simロック)、他社キャリア契約のsimカードと入れ替えて利用することは出来ないようになりました。

つまり基本的に三大キャリアそれぞれの通信回線と端末はセットで契約される仕組みになっていて、購入した端末は、契約した会社の通信回線でないと利用できなかったのです。

このように、スマホ端末を販売した会社・simカードを発行した会社が一致しないと、スマホが使えるようにならない仕組みがsimロックです。例えばauの端末に、Docomoやソフトバンクが発行するsimカードは利用できなかったという訳です。

しかし、いわばこのsimロックの制度は、消費者にとっては選択肢の幅を狭める足かせのようなものです。

そこで総務省が、2010年に「simロック解除に関するガイドライン」を発表し、その後2015年にsimロック解除の義務化を決定しました。その影響で、三大キャリアで契約されているsimカードのロックは、消費者の任意で自由に解除できるようになりました。

もちろん、三大キャリアで購入したiPhoneのsimロックも、解除の対象です。

iPhoneのsimロックはキャリアで解除可能

「simロック解除の義務化」が設定された以降は、三大キャリアのそれぞれでsimロックの解除に関するサービス体制が整えられています。Webサービス上で手数料無料でsimロックの解除が行えたり、ショップの店頭でもsimロック解除が行えます。

ただ、simロック解除の条件については、各キャリアごとに異なり、また機種の発売時期によっても手続きの方法が限られてきます。

購入後半年が経過していないとsimロックが行えないなどの制限もあるので、不安なところがあれば、契約しているキャリアに問い合わせて確認することが1番です。

simロック解除後は、使えるsimカードの会社に制限はなくなるので、好きな会社・好きなプランのsimカードを使えるようになります。

ただ、お使いの端末によって対応していないsimカードや、大きさが合わないsimカード(現在simカードには、大きい順に標準サイズ、マイクロサイズ、ナノサイズの3種類があります)もあるので、使いたいsimカードが使いたい端末に対応しているかどうか、事前に調べておくことが確実です。

また、Docomoの回線を利用したsimカード(楽天モバイルなど)は、Docomo契約のiPhoneならロックを解除せずに使えるので、手間が省けます。au・ソフトバンクの場合も同様です。

海外での通信が可能になるsimカードを使えるようにするには、simロックの解除は不可欠です。

simロックが外れた端末を「simフリー端末」と呼ぶ

simカードのロックが外れた状態の端末を、simフリー端末と言い、現在その需要は急速に高まりつつあります。

Appleでは、iPhoneSEというDocomo・au・ソフトバンクの回線に関係なくsimカードが使える端末が人気です。

「そもそもsimカードってiPhoneのどこに入ってるの?」と言う方のために、簡単にご説明させていただきます。お使いのiPhoneの側面に、とても小さな穴が空いているかと思いますが、ここにsimカードが挿入されています。

この穴に、iPhone購入時に同梱されていたsimピンを差し込むと、スロットが引き出せて、中に入っているsimカードを取り出すことができます。

「えー、そんなピンついてたっけ?」と、simピンを紛失されている方も多いと思いますが、太さ1mm未満のペーパークリップなどで代用できるようです。

つまり、simカードの取り外しや入れ替えは、自分でも簡単に行うことが出来るのです

格安simカードで月々の利用料が4分の1に!?

では、iPhoneで格安simカードを利用することによって、どのくらいオトクになるのでしょうか?

三大キャリアのsimカードを使っていて、分割の携帯端末本体の料金を払い終わっておる場合の、月々の平均的な利用料は、7000~8000円です。人によって、通信料を無制限にしていたり、通話に関するプランも違いますが、だいたいこのくらいです。

Docomo・au・ソフトバンクの三大キャリアの間に、それほど通信料の差はありません。

では、格安simカードを利用した場合の通信料。これはかなり幅があるのですが、端末代を払い終わっている場合は約2000円。三大キャリアのsimカードを利用している場合と比べると、約4分の1くらいまで月々の通信料を節約することが出来ます。

「1ヵ月で6000円節約できた」ということは1年で計算すると、

6000円×12ヵ月=72000円もオトクになるということ。結構大きな違いではないでしょうか?

格安simにするデメリット

ただ、気を付けていただきたいのは、人によってはsimカードの格安プランにデメリットがあるということです。

例えば、

  • 今の携帯番号を変えたくない
  • @docomo.ne.jpなどの、キャリアのメールアドレスを手放したくない
  • キャリアで貯めているポイントを失効したくない

など、三大キャリアで現状受けているサービスが制限されたり、保障が受けられなくなるのがイヤな場合は、格安simのプランを利用することに向いていないかも知れません。

また、値段の安いsimカードにはカケホーダイなどの通話プランが備わっていないことが多いので、1秒○○円、というような支払形式になります。専用の通話アプリで対応している場合もあるのですが、フリーランスなど仕事柄電話をよく使う方にとっては使い勝手が良くないかも知れません。

中古simフリーiPhoneを利用する時の注意

simロック解除が出来なかった頃は「スマホ・iPhoneはその人個人だけのもの」という意識が強かったかと思いますが、最近はiPhone端末が”中古”として、古本屋などのショーケースやネット上のオークションに並ぶようになりました。

しかし、中古のiPhone端末を使う場合には注意点があります。

通称赤ロムとも言うのですが、分割で買った本体の料金を、まだ払い終わっていない状態の端末は、そのiPhoneの元の持ち主が支払いをやめてしまうと、ネットも通話も使えなくなってしまいます。

中古販売の店頭では、赤ロムの端末は取り扱わないようにしている所も多いのですが、オークションなど個人で出品している場合は、端末本体の代金を全額支払い終わっているがどうかしっかり確認しなければいけません。

また、オークションに多いのが、アクティベーションロックがかかったままのiPhoneが出品されているパターンです。このロックがかかったままだと、元の持ち主が設定したApple ID・パスワードが分からない限り、ロックの解除は不可能です。あらかじめアクティベーションロックが外されているかどうか、確認するようにしましょう。

「Appleで新品のsimフリーiPhoneを買おうとすると、キャリア独自の割引が受けられず、端末本体の値段の高さがネックに感じる」という方は、上記であげたところに注意して、中古で安い端末を購入するのも1つの手です。

 

まとめると

  • iphone端末でも格安simカードは使える
  • simフリー端末なら、他社発行のsimカードを使うことが出来る
  • 三大キャリアのサービスから離れるデメリットを考慮して、自分にあった格安simプランを考えることがiphoneの利用料を安くするコツ
  • iPhone端末を安く手に入れたいなら中古もオススメ

という訳です。

月々の浮いたお金を、他の趣味に使えるようになればハッピーですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA