現在、格安SIMの中でもシェアNo.1の楽天モバイル。
大手楽天グループなので信頼も厚く、年々人気が高まっていますが、実は意外なデメリットもあるんです。
このページでは、楽天モバイルのメリット・デメリットをそれぞれ5個ずつ解説していきたいと思います。
楽天モバイルへの乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
楽天モバイルの5つのメリット
まずはじめに、楽天モバイルのメリットを見ていきましょう。
メリットは以下の5つです。
- 楽天ポイントが貯まる
- 口座振替ができる
- 実店舗があり、サポートが手厚い
- 取扱い端末が豊富
- キャンペーンが豊富
1. 楽天ポイントが貯まる
楽天モバイルを契約すると、通話SIM・データSIMにかかわらず1%の楽天ポイントが付与されます。
楽天が運営しているから当たり前といえば当たり前ですが、毎月発生する料金にポイントが貯まるのは嬉しいですよね!
さらに、楽天モバイルを契約すると、楽天市場で買い物をしたときのポイント還元率が2%になります。
貯まったポイントはスマホ料金の支払いに充てることもできるので、まさに一石二鳥ですね。
2. 口座振替ができる
格安SIM事業者では、支払い方法にクレジットカードを指定していることが多いですよね。
しかし、クレジットカードを持っていない方や使いたくない方にとっては、”何で口座振替できないの?”という気持ちではないでしょうか?
そんな声に応えて、楽天モバイルでは口座振替・デビットカード・楽天スーパーポイントと、様々な支払い方法に対応しています。
※現在利用できるデビットカードは楽天銀行とスルガ銀行です。
口座振替ができるほか、楽天市場などで貯まったポイントをスマホ料金の支払いに利用することができるのです。
3. 実店舗があり、サポートが手厚い
楽天モバイルは、実店舗がある数少ない格安SIM事業者の一つです。
店舗では、大手キャリアと同様新規契約ができるほか、SIMカードのサイズ変更・交換・再発行の受付なども行っています。
格安SIM初心者にとって、実際に端末に触れて契約できたり、契約後も困ったときに質問できる店舗があるのは安心ですよね。
また、店舗以外でも、電話やチャットなどで手厚いサポートが受けられます。
ちなみに有料(月額500円)ですが、「あんしんリモートサポート」ではスマホの設定や使い方を電話でサポートしてくれるため、お年寄りの方でも安心です。
4. 取り扱い端末が豊富
2018年12月時点で、業界最多クラスの33機種の端末を扱っています。
HUAWEIの高性能スマホやZenFone、国産ではシャープのAQUOSや富士通のarrowsシリーズなど、Androidであれば欲しい端末はほぼ揃っていると言えるでしょう。
また、タブレットやWi-Fiルーターなども取り揃えており、スマホ以外の選択肢も豊富です。
取り扱い端末は、こちらで確認することができます。
⇒ 楽天モバイルの取り扱い端末
※楽天モバイルの公式サイトへ飛びます。
5. キャンペーンが豊富
楽天モバイルは、キャンペーンの数がかなり多いんです。
ではここで、2018年12月時点でのキャンペーンを見ていきましょう。
キャンペーン名 | 内容 |
---|---|
【スーパーホーダイ新規お申し込み特典】楽天会員割+長期割で月額基本料がおトク! | 楽天会員で最低利用3年であれば、2年間ずっと月額料金から1,500円割引に |
【期間限定】ありがとう4周年 続・感謝セール! | HUAWEI P20などの人気機種が最大半額に |
2回線目からもっとおトク!プラス割 | 既に楽天モバイルを契約している場合、2回線目を契約する場合、3ヶ月間料金が無料に |
はじめてご利用の方限定!楽天モバイルの人気オプションが、最大2カ月無料! | 全国6万箇所で使える楽天モバイルWIFIや、データ復旧サービスなどのオプションが最大2ヶ月無料 |
お友達紹介キャンペーン!紹介した方は、1人紹介するごとに最大3,000ポイントプレゼント! | 紹介した方には1人につき最大3,000ポイント・紹介された方には1,500ポイント(通話SIM限定) |
代表的なキャンペーンを載せましたが、他にもまだまだキャンペーンがあります。
特にSIMカードと端末セットでの購入を検討されている方は、キャンペーンを利用することでお得に端末を手に入れることができますよ!
意外と多い?楽天モバイルの残念な5つのデメリット
メリットだけを見て、”楽天モバイルいいじゃん!”となるのは早計です。
ここからは、楽天モバイルの5つのデメリットも確認していきましょう。
- 最安値というわけではない
- 通信速度にムラがある
- キャリアのように契約期間の縛りがある
- ベーシックプランは契約するメリットがない
- SIMカード間でのデータシェアはできない
1. 最安値というわけではない
まずはじめに、楽天モバイルの料金プランを見ていきましょう。
最安値の場合に青文字にしています。
楽天モバイルには以下の2タイプの料金プランがあります。
- スーパーホーダイ
- 組み合わせプラン
1. スーパーホーダイの料金プラン
スーパーホーダイは、楽天モバイルの中で一番メジャーなプランです。
スーパーホーダイとは、1回10分以内のかけ放題が付いており、データ量を使い切っても制限時の速度が※1Mbpsとなっているプランです。
※1Mbpsは、LINEやメールなどの送受信には困らない速度です。
スーパーホーダイ | 月額料金(楽天会員の場合) |
---|---|
2GB | 1,480円 |
6GB | 2,480円 |
14GB | 4,480円 |
24GB | 5,480円 |
2. 組み合わせプランの料金プラン
組み合わせプランは、スーパーホーダイよりもデータ量の選択肢が豊富です。
また、スーパーホーダイのようにかけ放題は含まれていないため、”あまり通話はしないけれど電話番号は持っておきたい”、”2台持ちなのでデータ専用がいい”という方におススメです。
通話SIM (ドコモ / au) |
050データSIM SMSつき (ドコモ / au) |
データ専用SIM SMSなし (ドコモのみ) |
|
---|---|---|---|
ベーシックプラン | 1,250円 | 645円 | 525円 |
3.1GBプラン | 1,600円 | 1,020円 | 900円 |
5GBプラン | 2,150円 | 1,570円 | 1,450円 |
10GBプラン | 2,960円 | 2,380円 | 2,260円 |
20GBプラン | 4,750円 | 4,170円 | 4,050円 |
30GBプラン | 6,150円 | 5,520円 | 5,450円 |
上記のとおり、スーパーホーダイプランよりも安くなっていますね。
しかし、他MVNOもそこそこ安い料金を打ち出しているので、格安SIMの中では平均値といったところでしょうか。
”安さが売り”ではないということですね。
ちなみに、コスパの良さで定評があるのはDTI SIMもしくはDMM mobileです。
例えば、データ通信料5GBの通話SIMの場合、それぞれの月額料金は1,920円・1,910円と、200円ほど安くなっています。
2. 通信速度にムラがある
残念ながら、楽天モバイルの速度は全く期待できません。
以下の表は、ドコモ系MVNO10社の通信速度を比較したものです。
参考元:格安SIMの通信速度計測(2018 / 12 / 7 (金) )
他のMVNOもそこそこ遅いですが、この日の楽天モバイルの速度は、朝2.0Mbps・昼1.0Mbps・夜2.0Mbpsです。
テキスト中心のLINEのやり取りやネットサーフィンであれば問題ないかもしれませんが、正直、動画を見るのにストレスを感じる速度です。
一応、楽天モバイルユーザーの声も聞いてみましょう。(Twitterにて、”楽天モバイル 速度”と検索)
楽天モバイルもうダメだな。昼の速度制限かけるようになってクソになった。
— 秋葉原の丁稚 (@gonbe3) 2018年12月9日
デメリットを上げるとキリが無いですが、楽天モバイルが個人的には好きです。
審査ゆるい楽天カードと楽天銀行を結びつけられるし、めちゃめちゃ貯まりやすいポイントを携帯料金に充当できるのでかなり安いです。
速度は北海道だとかなり遅いです_:(´ཀ`」 ∠):
— コキ@まだ普通の恋愛してるの? (@koki_renai) 2018年12月9日
またしても楽天モバイルの通信速度が遅過ぎる。昼と夕方は予め言われてはいるけど、これを味わっちゃうとメインを移そうとは思えないんだよな。
— otomone (@otomone) 2018年12月10日
ポイント還元率やサポートの手厚さなど、速度以外の面で満足している!という声も多く見られましたが、もっぱら速度に関してはダメそうですね…。
ちなみにIIJmioの社員の方いわく、楽天モバイルだけでなく大手キャリアから回線を借りて運営している格安SIM事業者は、速度を測るタイミングで多少結果に差はあれどほとんど同じ通信速度なのだそうです。
”スマホ料金を安くしたいけど速度も捨てたくない!”という方は、格安SIMとは一線を引くUQモバイルやY!mobileがおススメです。
それぞれ、au・ソフトバンクのグループ会社という立ち位置なので、言い方は悪いですがキャリアから”ひいき”されています。
そのため、料金は格安SIMより少し高いですが、速度は大手キャリアとほぼ変わらない速さとなっています。
3. キャリアのように契約期間の縛りがある
”格安SIMは縛りがない”と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、それは一部です。
キャリアよりは縛りが短いけれど、おそらくほとんどの格安SIM事業者には何らかの形で縛りがあります。
楽天モバイルも例外ではなく、スーパーホーダイであれば12ヶ月~36ヶ月・組み合わせプランであれば12ヶ月の縛りがあります。
※スーパーホーダイは最低利用期間を自分で決めるため。
また、契約期間内に解約すると、契約解除料として9,800円かかってきますので注意が必要です。
ちなみに、データ専用SIMの場合は縛りがありません。
・プラン変更:毎月26日00:00~月末23:59はできない。
・解約:当月16日~翌月15日受け付け分が、翌月末日に解約される。
タイミングを間違えて余計な費用を払わないよう、注意しましょう。
4. ベーシックプランは契約するメリットがない
残念ながら、楽天モバイルの「ベーシックプラン」は、契約するメリットがありません。
ベーシックプランとは、毎月5GBなどのデータ通信量の上限がない代わりに、常に低速通信で利用するプランのことです。
”上限がないなら使い放題じゃないか!”と思うかもしれませんが、注目すべきは”常に低速通信”というところです。
通信速度は200kbpsとなっていますが、これは、キャリアの速度制限を受けた時と同じ速度です。
正直、使いものになりません。
データ通信量の制限がないとはいえ、常に速度制限を受けているなんて嫌ですよね…。
ただし、家にWi-FiがあるorポケットWi-Fiを持っていてほぼWi-Fiしか使わない場合は、通信速度が遅くても問題ないので意外とおススメです。
とはいえ、下記のとおり、同条件であれば楽天モバイルよりもDMM mobileの方が安いです。
MVNO | 低速通信でデータ使い放題プラン | 月額料金 | 最大速度 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
楽天モバイル | ベーシックプラン | 525円 | 200kbps | 楽天モバイル公式サイト |
DMM mobile | データSIMライトプラン | 440円 | 200kbps | DMM mobile公式サイト |
ワイヤレスゲート | 480円プラン | 480円 | 250kbps | ワイヤレスゲート公式サイト |
OCN モバイル ONE | 500kbpsコース (15GBまで) |
1,800円 | 500kbps | OCN モバイル ONE公式サイト |
UQモバイル | データ無制限 | 1,980円 | 500kbps | UQモバイル公式サイト |
やっぱり、楽天モバイルのベーシックプランを契約するメリットはないでしょう。
5. SIMカード間でのデータシェアはできない
楽天モバイルでは、1人あたり5回線(SIMカード5枚)まで契約することができます。
しかし、それぞれ新規契約となりSIMカード間でのデータシェアはできないため、余ったデータ量を使い切ることができないのです。
一応、1回線100円 / 月でデータシェアプランに入ることもできますが、もしデータシェアにこだわりがあるなら、1回線で最大10枚までSIMカードを発行できるIIJmioの「ファミリーシェアプラン」がおススメです。
楽天モバイルに乗り換えても後悔しない人は?
では最後に、楽天モバイルに乗り換えても後悔しない人をご紹介していきたいと思います。
格安SIM初心者には楽天モバイルがおすすめ
楽天モバイルは、ある程度の店舗数がある数少ない格安SIMの一つです。
店舗でのサポートが充実しているため、格安SIMが初めての方でも乗り換えしやすいことが人気の秘訣となっています。
また、料金プランもシンプルなので、自分の使い方に合ったプランを選びやすいのも楽天モバイルの魅力でしょう。
まず最初は楽天モバイルから入って格安SIMについて理解できた後、他MVNOに乗り換えるのも一つの手です。
SIMカードと端末をセットで購入したいなら楽天モバイル
格安SIMの中でも、取り扱い端末が最多クラスの楽天モバイル。
高性能・最新・国産派・エントリーモデルと様々なスマホ端末を取り揃えており、話題の最新モデルも割と早い段階で入荷されています。
随時、端末同時購入キャンペーンも実施されているため、乗り換えたいタイミングで欲しい端末があるなら楽天モバイルが間違いないでしょう。
人気の裏には意外なデメリットもありますが、逆にいうと、これらのデメリットを許容できるのであれば楽天モバイルは非常におすすめの格安SIMと言えるでしょう。
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