格安SIMの中でNo.1のシェアを誇る楽天モバイル。
その人気さゆえに、キャリアのシェアを奪うのも時間の問題かもしれません。
格安SIMの中では圧倒的な人気を誇る楽天モバイルですが、契約するなら実際に使っているユーザーの意見も聞きたいですよね。
そこでこのページでは、楽天モバイルのメリット・デメリットを挙げ、さらに4つの項目で楽天モバイルユーザーの意見を検証していきたいと思います。
もし楽天モバイルを検討しているのなら、ぜひ参考にしてみてください。
楽天モバイルとは?
まずはじめに、楽天モバイルについて少しだけ知識を入れておきましょう。
楽天モバイルは、かの有名な楽天グループが提供している格安SIMです。
au回線も選べるようになりましたが、基本はドコモ回線でサービスを展開しており、ドコモユーザー中心に人気を集めています。
そしてご存知の通り、既に1.7GHz帯の電波が割り当てられており、2019年10月頃を目途に「第4キャリア」として携帯キャリア事業に新規参入すると予想されています。
楽天モバイルのメリット・デメリット
メリット1. 口座振替に対応している
口座振替に対応している格安SIMは少ないのですが、楽天モバイルはその数少ない格安SIMの一つです。
振替手数料はかかってしまいますが、クレジットカードを持っていなくても契約することができるのはとても便利ですよね。
他には、UQ mobile・BIGLOBEモバイル・OCN モバイル ONEも口座振替に対応しています。
メリット2. 楽天ポイントが使える・貯まる
ネットショッピングや旅行、楽天Edyなどのマネーサービスで楽天スーパーポイントが貯まりますよね。
楽天モバイルでは、貯まったポイントを月々の支払いに利用することができるのです。
また、毎月のスマホ料金に対しても100円につき1ポイントが貯まるので、楽天会員であれば楽天モバイルを使わない手はありません。
メリット3. 最低利用期間が選べる&自動更新なし
キャリアでは2年契約が当たり前ですが、楽天モバイルでは12ヵ月・24ヵ月・36ヵ月の3つのうちから、最低利用期間を選ぶことができます。
ちなみに、最低利用期間24ヵ月の場合は2年間ずっと月額料金から500円割引き、最低利用期間36ヵ月の場合は2年間月額料金から1,000円割引きになります。
また、キャリアでは契約更新月を挟んで自動更新になりますが、楽天モバイルでは自動更新がありません。
なので、最低利用期間後はいつでも解約することができるようになります。
デメリット1. キャリアに比べると店舗数が少ない
楽天モバイルの店舗は、全国に約350店舗あります。
数だけ聞くと多いように思えますが、大手3キャリアがそれぞれ2,000店舗以上展開していると考えると、まだまだ少ないのが現状です。
もちろん、店舗数が少ないからこそ安いスマホ料金を維持できているので、一概にデメリットとは言えません。
しかし、困ったときにすぐ立ち寄れる店舗がないのは少し不便かな、と思います。
デメリット2. かけ放題プランがない
「第4のキャリア」として新規参入予定ですが、今のところキャリアのようなかけ放題プランはありません。
その代わり、キャリアで言う「かけ放題ライトプラン」のような国内通話10分かけ放題がついてきます。
あまり通話をしない人や、LINEなどの無料電話でよく通話する人は問題ないかもしれませんが、仕事で頻繁に10分以上の通話をする方には不便だと思います。
デメリット3. キャリアメールが使えない
キャリアでは「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」のメールアドレスを使うことができますよね。
キャリアメールは信頼性が高く、迷惑メール扱いされることがほぼないため、重宝している方もいるかと思います。
しかし、楽天モバイルではキャリアメールの提供がないので、乗り換える際は「@gmail.com」などのフリーメールを使うことになります。
メールを使用する頻度が少なくなった今”キャリアメールがないと困る!”ということはあまりないと思いますが、各サイトのログインなどでキャリアメールを使っている場合はメールアドレスの変更が必要です。
楽天モバイルの評判は良い?悪い?
ここでは、価格.comの最新の口コミ20個を参考に、最高★5つで4項目を評価していきたいと思います。
総評
まずは、全体的な意見をご紹介していきたいと思います。
「長年docomoを利用していましたが、利用環境はほぼ変わらず毎月の固定費がグンと下がったので、格安SIMへ乗り換えて非常に満足しています。夫にも薦めて、夫婦で毎月1万円ほど安くなりました。」
「データを超過してもそこそこの速度が出るのはありがたいです。基本的にWi-Fiを使うことで節約にもなっています。」
「速度が速いので気づくとデータがかなり減っているといことがあり、専用アプリを見ながら残りのデータ量を把握するようにしています。専用アプリも使い勝手が良く、満足のいく格安SIMです。」
やはりシェアを伸ばしているだけあって、肯定的なコメントが多く見られました。
まだまだ改善の余地はありそうですが、全体的に「乗り換えてよかった!」と感じる方は多いようですね。
1. データ量
楽天モバイルのプランは以下のようになっています。
プラン(スーパーホーダイ) | 料金(楽天会員+最低利用2年の場合) |
---|---|
プランS(2GB) | 1,980円 |
プランM(6GB) | 2,980円 |
プランL(14GB) | 4,980円 |
プランLL(24GB) | 5,980円 |
キャリアよりも、ミドルユーザー向けのプランがあり、かつ料金は安いですね!
では、口コミも見ていきましょう。
「自宅など、Wi-Fi環境がある場所では、Wi-Fi接続、動画や生配信サイトの視聴など大容量の通信が必要な場合のみ、アプリで高速を選択、それ以外、通常は、低速に設定して余った分は次の月に繰越。」
「在宅勤務が多いのでWi-Fi接続のため、3.1Gプランでも全く不足はない。月平均0.5G位の使用量で、繰り越しのため月末でも残量が6G以上もある。」
「今年の5月より、使用しておりますがデータ量と金額については問題ないと思います。」
データ量に関して、不満がある方はあまりいませんでした。
キャリアよりも料金プランが細かく設定されているため、自分の使い方に合ったプランが見つかりやすく、データ量が足りなさすぎる・余りすぎるといったことがないのかもしれません。
2. インターネットの速度・つながりやすさ
重要項目の一つである速度はどうなのでしょうか?
以下のグラフでは、楽天モバイルと通信速度で定評があるUQ mobileのそれぞれの時間帯別通信速度を比較していきたいと思います。
参考元:楽天モバイルの通信速度
※格安SIMの通信速度計測のサイトへ飛びます。
UQ mobileの平均通信速度が、朝28.2Mbps / 昼25.4Mbps / 夜27.5Mbpsに対し、楽天モバイルは、朝1.8Mbps / 昼1.0Mbps / 夜1.9Mbpsとなっています。
やはりUQ mobileと比較するとその差は歴然ですが、他格安SIMの平均速度と比較しても少し遅い方だと思います。
では、実際に楽天モバイルを使用しているユーザーの意見も見ていきましょう。
「速度は求めないほうがいいレベルです。12時などの規制時間帯は高速での利用でも1Mbps出ないくらいです。混雑していない深夜早朝では10~25Mbps程度でしょうか。低速モードも試してみましたが、ちょっとした調べものやメール等を使う分には問題ないのではとおもいます。」
「速度についてはかなり酷いと思います。3年契約が安くなるため、行いましたが正直この速度でお金を取るのかとびっくりしました。正直最悪です。」
「外で使っても遅くてイライラするようなことはないです。」
酷評とまではいかないまでも、「月額料金が安いから仕方ないか・・・」といった妥協が見えるコメントが多く見られました。
シェアNo.1だからと言って、通信速度にはあまり期待をしない方がいいかもしれませんね。
3. 手続き・設定の簡単さ
3つ目の項目は、「手続き・設定の簡単さ」です。
格安SIMは自分でやらなければならないことが多いため、設定の簡単さは非常に大事なポイントですよね。
ではさっそく、口コミを見ていきましょう。
「とても分かりやすいマニュアルが同封されているので、全く問題なかった。」
「設定には少しばかり手間取りました。もう少し詳しい説明書がついていれば言うことなしです。」
「楽天モバイルの訪問契約サービスを利用した。無料で自宅まで来てくれて、手続き、スマホのセットアップ、Wi-Fi接続設定、簡単な操作指導まですべてしていただいた。事務手数料3000円のみとスマホ初心者にとっては大変有難い契約サービスだと思う。」
手続きや設定に関する意見は、肯定的なものが多い印象です。
格安SIMの手続き自体そこまで難しくはないですが、コメントを見る限り、格安SIMが初めての方や機械に弱い方でも簡単に設定できそうですね!
4. サポート
最後は「サポート」です。
キャリアに比べて店舗数が少ないため、サポートは基本的に電話になるでしょう。
楽天モバイルのサポートはどうなのでしょうか?
「電話での質問は、時間外でできず。チャットでは24時間いつでもOKなので、満足してます。」
「上記の件でサポートに電話したがつながるまでに約10分かかった。ただサポートの方の対応は問題なかった。」
「サポート体制については問題ありません。苦労は感じないと思います。」
楽天モバイルだけに限らずどの携帯会社でもそうですが、電話サポートはなかなか繋がらないことが多いです。
サポート対応が丁寧なのは救いですが、待たされる時間も考慮し★3つという結果になっています。
楽天モバイルはこんな人におすすめ!
ドコモユーザー&楽天会員
ドコモで購入したスマホをそのまま使いたい!ドコモの通信エリアに満足している!という方は、楽天モバイルを検討してもいいと思います。
楽天モバイルはドコモの回線を使用しているため、SIMカードを入れ替えるだけで毎月のスマホ料金をグンっと抑えることができます。
通信速度は少し遅くなりますが、ドコモの通話品質や通信エリアはそのまま保たれます。
また、楽天会員には様々な特典があり、ショッピングや旅行などで貯まったポイントをスマホ料金に充てることができます。
ドコモユーザーでかつ楽天会員であれば、楽天モバイルが一番お得でしょう。
ハイスペックな機種を安く使いたい人
楽天モバイルは、他の格安SIM事業者よりもセット売りしている端末が豊富です。
そして、元々の基本料金が安いため、ハイスペックな機種を契約しても毎月のスマホ料金がかなり安く済みます。
では、ドコモ本家とどのくらい料金に差があるのか比較してみましょう。
【条件】
・ドコモ:かけ放題ライト+ベーシックパック(~20GBまで)
・楽天モバイル:スーパーホーダイ+プランL(12GB)+最低利用期間2年
iPhone SE(32GB) | HUAWEI P20 / P20 Pro | AQUOS sense2 / Plus | |
---|---|---|---|
ドコモ | 10,368円 | 10,368円 | 9,423円 |
楽天モバイル(ドコモ回線) | 4,980円 | 4,980円 | 4,980円 |
比較している端末が違うものもありますが、料金は大体一緒です。
ご覧のとおり、楽天モバイルの方が2分の1くらいの料金になっていますね。
通信速度はそこまで気にしないけどハイスペックな端末を持ちたい!というのであれば、ぴったりだと思います。
スマホを2台持ちしたい人
仕事用とプライベート用など、2台持ちしたい方にもおすすめです。
楽天モバイルは「プラス割特典」というキャンペーンを行っており、1回線目を通話SIMで申し込んだ場合、2回線目は月額基本料が無料になります。
また、2回線目をSIMカードのみで申し込んだ場合は5,000円のキャッシュバック、端末とセットで申し込んだ場合は5,000円の割引を受けることができます。
2台持ちしたいけどなるべく料金を抑えたいというのであれば、楽天モバイルが最適でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
楽天モバイルの評価は、格安SIM事業者の中ではそこそこ良いということがお分かりいただけたかと思います。
「第4キャリア」として、これからもキャリアの良いところと格安SIMの良いところを兼ね備えたサービスを展開していくでしょう。
もちろんデメリットもありますが、デメリットを受け入れられるだけのメリットがあると思えるのであれば、一度検討してみてはいかがでしょうか?
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