WiMAXの基本の選び方と損をしないための知識

WiMAXのギガ放題ってプランは、使い放題っぽいからいいよね!

何よりキャッシュバックがお得!

WiMAXを選ぶ時って、こんなお声が非常に多いです。
あなたもそう思ったことはありませんか?

ただ、キャッシュバックに気を取られていると損をする可能性があるので注意が必要です!!

「え、そんな落とし穴があったの!?」といったことが実際にあります。

初めて聞いた!と言う人もいると思いますが、どちらにしてもイチから損をせずにWiMAXを契約する為に大切な選び方と比較方法をお伝えします。

そもそもWiMAXよりいいものってないの?

 

WiMAXよりいいものとなると、どんな性能や機能を求めるのかで大きく変わってきます。

 

例えば、速度制限に掛からないモバイルWiFiルーターが欲しい人は、WiMAXが最適です。

 

しかし、地下や田舎でも繋がるモバイルWiFiルーターが欲しい人はWiMAXだけでなく、LTE回線の利用が最適なので、WiMAXだけでなく、ワイモバイルでも格安simでも、求める料金プランのものを選ぶ方がアナタにとって最適なものを契約できるようになります。

ここで一つ重要になるなのはWiMAXとは何か?です。

WiMAXとは?

まず、WiMAXとポケットWiFiの違いはご存知ですか?

WiMAXはUQ-WiMAXが提供しているモバイルWiFiルーターで、ポケットWiFiはY!mobile(ワイモバイル)が提供しているモバイルWiFiルーターの商標です。

しかし、WiMAXのことをポケットWiFiと呼ぶ方もいますが、それは持ち運びできるWiFi端末のことをポケットWiFiという名前だと勘違いしている人が多く、最近では持ち運びできるWiFi端末の一般名称としてポケットWiFiと呼ばれるようになったからです。

ただ、WiMAXとポケットWiFiには決定的な違いが3つあります。
それは、契約時の特典(キャッシュバック)と使い放題プランの性能、スマホの割引です。

ここから、WiMAXの特徴について詳しくご説明します。

WiMAXの5つの特徴

①ギガ放題

WiMAXならではの使い放題プランです。

WiMAX2+回線のみを利用した「ハイスピードモード」に設定されている時に効果を発揮し、スマホの速度制限や外でyoutubeを聞きながら仕事をする人、auスマホの割引を利用したい方の多くに利用されています。

しっかりと速度がでるエリアの広さは、数ある使い放題プランの中でダントツです。

月額料金は、~4380円となっております。

※厳密には3日間10GBの制限があります。
※端末によりLTE回線を利用する「ハイスピードプラスエリアモード」も使うことができますが、利用した月は月7GBの制限がかかります。

②使い放題プランあるWi-Fiで断トツのエリアの広さ

WiMAXとライバルであるワイモバイルのギガ放題同様のプランの東京周辺のエリア表を比べて見てみましょう。

ワイモバイルのAXGPのエリア(青紫色の箇所)

ワイモバイルは青紫色のところのみ、ギガ放題同様の使い放題プランが利用できます。

よく見てみると、埼玉県、千葉県、茨城県のエリアが少し微妙で、つくばまでいくと非常に弱くなっています。
これからわかるのが、いわゆる山側で対応していないことが見て取れます。

また個人的に利用した際、東京のお台場でも電波状況は2本でしたので、少し弱いのかな?というイメージはあります。

次にWiMAXはどうでしょうか。

WiMAXのWiMAX2+のエリア

WiMAX2+のエリアは山の中を除いて多くの場所が対応エリアになっています。

ワイモバイルの弱くなっていた、つくば周辺でも紫色に塗りつぶされているので、山側であっても非常に多くのエリアに対応していることがわかります。

その理由は電波塔の数が多いこともありますが、それだけ多くの方が利用していることも挙げられます。

③auスマートバリューmine

auスマホを持っている方がWiMAXを契約すると、auスマホの月額料金が最大1,000円も安くなる特別割引のことです。

auスマートバリューの適用条件は、WiMAXと同一名義かつギガ放題に加入、もしくはWiMAXと同一名義かつau4GLTEを利用していることが条件となります。

④プロバイダを選べる(料金もコミコミ)

WiMAXは、フレッツ光と同じようにプロバイダを選ぶことができます。

ただ、プロバイダ料金はコミコミで、支払いはプロバイダからに統一されているので、いくら払っているのかが明確に分かります。

また、プロバイダによって4380円を上限に差があり、契約時のキャンペーン内容も異なります。 簡単にいうと「お得で安く使えるプロバイダを選べる」ということです。

⑤高額キャッシュバック

WiMAXのシェアが非常に多い理由の一つですが、ワイモバイルやsoftbankWiFiなどと比べると、圧倒的にキャッシュバックが多いです。

特にGMOとくとくBBのキャッシュバックは、最大32,000円とモバイルWiFiルーターの中では群を抜いています。

簡単にいえば、ものすごくお得というわけです。

※キャッシュバックは2018年1月時点の情報です。

とにかく得できるWiMAXの選び方

  1. 本当にWiMAXで大丈夫なのかを知る
  2. どのプロバイダにするのか比較して決める
  3. 使い方にあう端末に決める

たったこれだけです。

もちろん、細かな違いはたくさんあるのでそれぞれの箇所で詳しくシンプルにご説明します。

それでは参りましょう!

①本当にWiMAXを選んで大丈夫なのかを知る

WiMAXの特徴をもう一度思い出してみましょう!

  • ギガ放題(1ヶ月のデータ通信制限なし)
  • データ通信制限なしのWi-Fiでも圧倒的なエリアの広さ
  • auスマホが割引になる
  • プロバイダを選べる
  • キャッシュバックが高額

この5つの特徴がありました。

そしてWiMAXはモバイルWi-Fiルーターなので、家以外の場所で利用する際や引っ越しの多い人、固定回線の回線工事を行いたくないけどそこそこの速度でネットをたくさんしたい人に対してもっとも活躍してくれます。

逆をいうと、家でしか利用せず長い間引っ越しをしない想定であれば、光回線のほうが回線速度が速く、価格もWiMAXより安いのでWiMAXにする理由はないといえます。

更にauスマホを利用している人の場合、auひかり・so-net光・電力系ひかり(eo,BBIQ,pikara,MEGAeggなど)であれば、auスマートバリューが使えるので、WiMAXと同様にauスマホの月額料金が割引になります。

ワイモバイルに関しては、WiMAXのau4GLTEと大差ないので、ワイモバイルの格安スマホを利用している人でもない限り、選ぶ必要はありません。

では、WiMAXにしたほうが良い方というと

  • 家だけでなく様々な場所でネットを高速で楽しみたい
  • スマホの速度制限対策をしたい
  • 一人暮らしで出張が多い
  • 外でパソコンを使うことが良くある
  • 引っ越しを2年に一度のペースでしている
  • 工事とはいえ家に人を入れたくない
  • 開通までに時間がかかるのが面倒くさい
  • 固定回線のプロバイダの設定ができない

どれか一つでも当てはまる方は、WiMAXにすることでメリットがあるといえます。

逆にどれも当てはまらない方は、WiMAXにせずに光回線の利用をオススメします。

②どのプロバイダにするのか比較して決める

WiMAXは様々なプロバイダがあり、それぞれのプロバイダで月額料金やキャッシュバック金額が大幅に違います。

もっとわかりやすく言うと「選ぶプロバイダを間違えなければ最大で3万円も得できる」ということです。逆に選ぶプロバイダを間違うと、最大3万円ほど損をすることになってしまいます。

だからこそ、プロバイダの比較は大切なのです。

それでは、プロバイダ事の料金の違いやキャッシュバックの違いを見ていきましょう。
上記が代表的なWiMAXのプロバイダ9社です。

その中でも毎月最高額級のキャッシュバックを提供しているのは「GMOとくとくBB」と「3WiMAX」の2社なのはみただけですぐにお分かりいただけるでしょう。

また、実際に支払う金額の総合計からキャッシュバックを引いて24分割したときの実質金額が安いのも、このGMOとくとくBBと3WiMAXです。

※キャッシュバックの受取期間を過ぎて、受け取り手続きができていない場合、かえって損をすることもあります。

そんな心配がある方は、「月額料金大幅割引」をしているプロバイダを選ぶのもオススメです。

かなり重要!キャッシュバックの受け取りやすさの比較

キャッシュバックの受け取りやすさを損をしない選択をする上で非常に重要な要素です。

プロバイダ 受取時期
(契約後)
手続き方法 有料オプション加入要
GMOとくとくBB 12ヵ月後 11ヵ月後に新規発行したメールに手続きのためのメールが送られてくる 無料オプション有
(すぐ解除OK)
3WiMAX 15ヵ月末 13ヶ月後の15日に3WiMAXメールに手続きのためのメールが送られてくる 有料オプション2つ
BIGLOBE 2~3ヵ月後 契約から1週間後に送られてくる書面に記載の方法でWEBアンケートに回答する
UQ-WiMAX 1ヵ月後 自動的に商品券が発送されるため手続きなし

GMOとくとくBBと3WiMAXは非常に高額なキャッシュバックですが、およそ1年後にキャッシュバックされること、オプション加入が必要という条件があります。

※GMOに関してはWEBでオプションをすぐに外すことが可能です。

そしてキャッシュバック手続きもGMOは11ヶ月後、3WiMAXは13ヶ月後に行う必要があり、所定の期間に受取手続きを行わない場合は、キャッシュバックの受取権利をなくしてしまいます

そのため、必ずキャッシュバックを受け取れる可能性のあるものを選ぶのもアリです。

ただキャッシュバックが欲しいと思っている方向けに、キャッシュバックの受取を忘れずに行う方法もご説明しているので、興味があればご覧ください。

⇒ 忘れそうなWiMAXのキャッシュバックを確実に受け取る方法

③使い方に合う端末を選ぶ

WiMAXには2018年1月現在、「WX04」「WX03」「W04」「HOME L01」の4機種があります。
※稀に他の機種もありますが、基本この4機種のみです。

WX04 W04
WX04

W04

 

WX03 HOME L01
WX03 HOME L01

これらの端末はそれぞれ特徴があり、契約するプランによって多少の相性があるといえるので、そういった視点で見ていきましょう。

バッテリーの持ち

バッテリーの持ちは、1時間単位で端末により異なります。

端末別のバッテリーの持ち
WX04 W04 WX03
10時間ほど 8時間ほど 9時間ほど

バッテリーの持ちでいうと、WX04が最も強く、1回の充電で長く利用することができます。

ただ一般的な利用を想定した場合において、10時間と8時間は大きな差ではありません。

しかし、仕事でバンバン利用される方にとってバッテリーの持ちは非常に重要かと思います。そういった方の場合、WX04の10時間持つというのは非常に魅力的ではないでしょうか。

ただ、あくまでもバッテリーをものすごく気にされる方以外、そこまで気にしなくても良いかと思います。

LTE回線を使うかどうか

例えば、au4GLTE回線を使える端末は、WX04・W04・HOME L01の3機種のみしか対応していないので、au4GLTEを利用する場合はこの3機種を選ぶ必要があります。

そうなると、WX03はWiMAX2+回線しか利用できないので必然と候補から外れます。

しかし!重要なポイントが2つあります。

  1. au4GLTEを利用した場合は7GB制限がある
  2. 2年契約を選ぶ場合はW04しか選択肢がない
    ※WX04は3年契約必須、HOME L01は家の中のみで利用する想定の端末です。

もし少しでもバッテリーを気にするのであれば、3年契約を選ぶか、バッテリーが少しだけ弱くなってもW04を選ぶかしか選択肢がないということになります。

また、速度制限を気にしない使い方をしたいのであれば、そもそもau4GLTE回線を使わずに、デフォルト設定であるハイスピードモードで利用し続ける必要があります。

※ハイスピードモード(WiMAX2+回線のみ使うモード)は、すべての端末で利用できます。

契約期間の問題(ここが重要!)

先ほども少しお伝えしましたが、WX04を選ぶ場合は3年契約必須となります。

しかし、W04、WX03、HOME L01の場合は、2年契約をすることが可能です。

2年と3年では1年しか違うように感じますが、そもそもWiMAXはスマホと同じように携帯端末なので、バッテリーが徐々に弱くなっていきます。

そして3年間もすればバッテリーがかなり弱くなっているためどうしてもたくさんインターネットを利用する方は3年間も使用するとなると嫌になってくるシーンが想像できます。

ただ2年契約であれば、「そろそろバッテリーが弱くなってきたかな?」というタイミングで乗換することができるので、常にノンストレス状態でインターネットを楽しむことができますよね!

そういった意味で、契約期間をどうするのかで、端末も変わってきます!

ギガ放題を選ぶ方におすすめはWX03

ギガ放題を利用する場合にオススメするのは「WX03」です。

その理由は、WX03は2年契約で使える端末であり、WiMAX2+の室内などの遮蔽物に弱いという弱点をWX03から利用できるクレードルで補うことができるからです。

WX03のクレードルセットクレードルをつけた状態のWX03

実際に私の利用経験からいうと、家で圏外のところでもクレードルを利用すれば電波が入りました

このクレードルの両端には、電波拡散および受電感度アップの効果が望めるアンテナが入っています。

そしてこのクレードルはWX04とWX03にしか採用されていないので、2年契約できるだけでなくアンテナの感度もよくなるWX03がギガ放題に向いている端末ということが言えます。

ちなみに端末で速さは変わらない

端末には最高下り速度〇〇Mbpsという記載がされていますが、これはあくまでも理論上の速度であり、100%といっていい確率で出ません。

実際には20~50Mbps程の速度で端末による差はほとんどない状態です。

そのため、速度の数字を見る必要はありません。

端末の選び方のまとめ

端末の選び方は、速度は全く気にする必要はなく、契約期間、利用回線、バッテリーの3つを気にして選べばまず失敗しません。

そして2年契約なら「WX03、W04、HOME L01」、3年契約でも最高スペックの端末が欲しいのであれば「WX04」という選択肢になります。

端末情報のまとめ
端末名 WX04 W04 WX03 HOME L01
契約期間 3年間 2年間~
バッテリーの持ち 約10時間 約8時間 約9時間 なし
利用可能回線 WiMAX2+
au4GLTE
WiMAX2+
au4GLTE
WiMAX2+ WiMAX2+
au4GLTE
クレードルの
電波強度
強い 普通 強い なし
おすすめ度 ☆☆ ☆☆ ☆☆☆ ☆☆

いずれもよい端末ですが、WiMAXを契約される大半の方がギガ放題を選ばれるので、ギガ放題を利用すること前提で考えると、現段階ではWX03がメリットが大きいかと思います。

そのため、WX03がオススメです。

失敗しないWiMAXの選び方まとめ

ここまで失敗しないWiMAXの選び方をご紹介してきましたがいかがでしたか?

おさらいもかねて、ここで今回の内容をまとめてみましょう!

  • WiMAXにするべきかどうか
  • プロバイダをどれにするか選ぶ
  • 端末は最後に選ぶ

WiMAXは、外でも快適にインターネットができギガ放題の1ヶ月のデータ通信制限が無いのが魅力。

そして、プロバイダはキャッシュバックをとるか、面倒はなしに月額料金が単純に安いものをとるかを決めること。

最後に利用したい回線や特典ならの優遇されている端末を選ぶことが重要になってきます!

ただ、カシモWiMAXや3WiMAXのようにau4GLTE回線を推しているプロバイダにいたっては、WX03やWX04シリーズの端末は扱っていないので、WXシリーズがいいという方は、この2社以外のプロバイダを選んでくださいね!

それでは、損をしないWiMAXを選んでくださいね!

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