格安SIMを未成年が契約できるか ~格安スマホの未成年の利用について~

当時中学生だったムスメに「iPhone6sに機種変するから」と休日電気量販店に呼び出されました。

慣れてなさそうな店員さんに面倒になって契約書は読んでサインしたものの、後からみると要らないサービスがワラワラと付いていて、結果、親より月額が高くついていました…。

『今度は慎重に格安スマホのことを調べてから』と石橋を叩いているうちに学割のキャンペーンも終わってしまい、もう少ししたら新型iPhoneも出る。ムスメはもう選挙権をもつ18歳。

いずれ自分で契約して自分で支払いができるように、未成年が格安SIMを本人名義で契約できる電話会社・場所・支払方法、子どもにスマートフォンを持たせる上で親も安心できるサービス・オプション面などについて調べてみました。

まず、未成年が自分名義で契約をしようとしたら・・・

未成年者の契約には親権者の同意が必要

携帯電話や格安SIMに関わらず、「未成年者が契約を結ぶ際には民法第5条(未成年者の法律行為)によって親権者の同意が必要」とされています。

満20歳未満の者が契約をおこなうときは、親権者(両親など)の同意を得る必要があります。未成年者は、成年者と比べて取引の知識や経験が不足し、判断能力も未熟です。

そこで、未成年者がおこなう契約によって不利益をこうむらないように、法律で保護されています。

民法で「未成年者が法定代理人(未成年者に対して親権を有する者(多くは親))の同意を得ないでした法律行為は、取り消すことができる」と決められています。

このうち、例外として未成年者契約が 取り消せない場合があります。

未成年者が法定代理人の同意を得て契約をしたときは、取り消すことはできません。

なるほど電話会社としても、簡単に契約を取り消されないようになっているわけですね・・・。

このためDoCoMoなどの大手キャリアをはじめ、格安SIMを扱っている携帯電話会社では、未成年者が親権者の同意無く携帯電話やスマートフォンの通信契約を結ぶことは出来ません。

ちょっと面倒くさい気持ちになってきました・・・

でも、親が契約者になって子どもがそのまま使えばいいのかというと、日常的には困りませんが、例えば現在親名義で使っているスマホをMNP(携帯電話番号を変えることなく、番号そのままで携帯会社を乗り換える)したい場合、新しく契約する携帯会社の名義も親名義でないと契約できません。

何年後かにスマホをMNPするのに親が呼び出されるのも嫌ですよね。各社の未成年の契約に関して調べていると、「利用者」登録という言葉がよくでてきました。

この利用者と契約者の違いは?

利用者が未成年で、親に契約してもらう(契約者になってもらう)場合、「利用者」と「契約者」が別ということになります。

契約者:契約を結ぶ人。料金の支払義務が生じる。本人確認書類の提出、本人名義クレジットカードや銀行口座の登録が必要。

利用者:スマホを実際に使う人。特に本人確認書類の提出等は必要なく、名前や生年月日の登録のみ。

そして、気軽に持っているイメージのスマホですが、契約する時には本人確認書類が必要です。必要な書類は各社のWebページを確認しましょう。

SIMカードの種類・契約するサービス内容・本人確認・・ときたところで支払い方法の選択ですが。

支払方法がクレジットカードのみ?

一般的に格安SIM取り扱いの料金支払い方法は、クレジットカードのみとなっているところが殆どです。ところが未成年者の場合、クレジットカードを作る際にも親権者の同意が必要です。

口座振替可能(Y!mobile、UQモバイル、楽天モバイル、Biglobeモバイル)

楽天ポイント(楽天モバイル)やLINE Pay カード(LINEモバイル)

などもあるので子どものクレジットカードを作りたくなければ、他方法も検討する余地があります。次に主な格安SIMの、未成年の契約可否・支払い方法等についてご紹介します。

主要な格安SIMの未成年の契約可否・支払方法等

mineo(マイネオ)

年齢

18歳未満は利用者登録をすることで、利用可能。

未成年(18歳、19歳)の申し込みには、親権者の同意が必要

保護者同意の手続きがインターネットで完結する。

本人確認書類

本人確認書類

申し込み方法

取扱い店舗とWeb

支払方法

クレジットカードもしくはデビットカード

クレジットカードなしでもデビットカードで支払が可能。楽天銀行やスルガ銀行などさまざまな銀行が発行するデビットカードで月額料金の支払いができる

利用回線

ドコモ・au・ソフトバンク

特色

ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線から選べる

パケットギフト・フリータンクなど容量を無駄なく活用できる

IIJmioモバイルサービス(みおふぉん)

年齢

18歳未満は音声通話機能付きSIMカードを契約不可。

未成年(18歳、19歳)申し込みには、親権者(法定代理人)の同意が必要

本人確認手続

本人確認手続きについて

データ通信専用SIMカード及びSMS機能付きSIMカードを契約の場合、現在のところ本人確認は不要

申し込み方法

取扱い店舗(SIMカードの即日開通の手続き可能店舗あり)

Web

支払方法

契約者本人名義のクレジットカード

クレジットカード不要のプリペイドSIMあり

利用回線

ドコモ・au

特色

日本初のインターネットサービスプロバイダー

手動で高速通信と低速通信を切り替えることができる

低速時の通信環境を快適にするための「バースト転送」機能

バースト転送機能とは、200kbpsに制限される低速通信時でも、通信を開始した時に一定の通信量を高速で通信する機能

 

Y!mobile

年齢

未成年者(12歳以上)は、本人確認書類に加え親権者同意書などが必要。

本人確認書類

本人確認書類

支払方法

クレジットカードで支払うか、口座振替で支払うかを選ぶことができます。

利用回線

ソフトバンク

割引

家族割

特色

キャリア並みの通信速度とMVNO並みの格安料金。

ソフトバンクのサブブランド。

フィルタリングサービス:有害サイトへのアクセスをブロック

UQモバイル

年齢

中学進学の2ヶ月前より、未成年者ご本人名義で申込み可

申し込み方法

UQスポット等のUQ mobile取扱店親権者同伴で来店で申込み

UQお客さまセンター新規受付窓口およびUQオンラインショップでは、申込み不可。

本人確認書類

本人確認書類

支払方法

親権者の同意があればクレジットカードで支払うか、口座振替で支払うかを選ぶことができます。

端末代金は審査を行い、問題が無ければ分割で支払可能

利用回線

au

割引や特色

家族割

あんしんフィルター for UQ mobile

Biglobeモバイル

年齢

18歳未満:18歳以上の方を契約者とし、利用者として利用することが可能

18歳⋅19歳は親権者の同意が必要。

データSIM※であれば契約に年齢制限がない。

LINE通話がほとんどで090や080などの携帯電話番号での通話を使わないのであれば、18歳未満の未成年でもBIGLOBEで契約できます。

申し込み方法

未成年の契約は店舗のみ

本人確認書類

本人確認書類

支払方法

クレジットカード、(口座振替)

口座振替はデータ通信専用SIMのみ申し込みの場合。

利用回線

ドコモ・au

割引

シェアSIMカード追加オプションの申し込み時に、「BIGLOBEモバイル」契約者の家族会員として登録し、シェアSIM(音声通話SIM)を申し込めば、未成年(6歳以上)でも音声通話サービスを使うことが可能。

特色

月額480円でYoutube、Googl Play Music、Apple Music、Abema TVを通信制限なしで使えるエンタメフリーオプションがあり、通信量にカウントされずにこれらのアプリを使えるのでかなりお得。

※データSIM:携帯電話番号での通話ができないタイプ

 

楽天モバイル

年齢

20歳未満は保護者が契約し、未成年者を利用登録

保護者と同一の住所に住んでいること

本人確認書類

本人確認書類(保護者と利用者それぞれが必要)

支払方法

「クレジットカード/デビットカード」「口座振替」「楽天スーパーポイント支払い」

申し込み方法

店舗もしくはウェブ

特色

利用者が18歳未満の場合は、オプションサービス「iフィルター for マルチデバイス」の契約が必須(有料)。

 

LINEモバイル

年齢

18歳未満:18歳以上の方を契約者とし、自身は利用者として利用することが可能。

18歳⋅19歳は親権者の同意が必要。

支払方法

クレジットカード、またはLINE Pay、LINE Pay カード

LINE Pay カードを作り、それに銀行口座やコンビニエンスストアなどでチャージするようにすれば、クレジットカードなしでもLINEモバイルを契約できるようになる

申し込み方法

店舗もしくはWeb

利用回線

ドコモ・ソフトバンク

特色

データフリー※LINE等を使っている時はデータ通信量が減りません。

子どもに持たせるスマホに必須のフィルタリングアプリが無料で使える。

LINE ポイントがたまったり、LINEにSMSなしで登録できたり、LINEのID検索のための年齢確認ができたりと、LINEに特化したサービスが売り

※データフリーとは、対象サービス(MUSIC+プランでいえば、LINE・Twitter・Facebook・Instagram・LINE MUSIC)利用時にデータ通信量を消費しない機能のこと

 

TONEモバイル

年齢

18歳未満の未成年の場合は親権者名義での申込み

支払方法

【端末:現金・クレジットカード、月額利用料:クレジットカード・口座振替】が選択可能

 

申し込み方法

オンライン・店頭

特色

TONE見守り:現在地確認、アプリ利用状況確認、各種通知、乗り物移動を通知する機能、特定の場所に着いたらスマホ利用をロックするなど簡単に家族の状況が確認できるアプリ。

残念な点

動画の読み込みが遅い

→動画視聴をしたいなら「高速チケット」を購入するか、フリーWi-Fiや自宅回線など別の手段が必要

格安SIMを未成年が使うことのまとめ

自分がよく知らない格安SIMを契約するのも・・・と考えていましたが、安いだけでもなく、子どもの親であればスマホについての心配点があると思います。

  • スマートフォンを与えることで、勉強がおろそかになるのでは?
  • 何か犯罪に巻き込まれるのでは?
  • インターネットで有害サイトを見るのでは?

などなどをカバーできるオプション・アプリも標準だったり、有料もありますが、あることに気づきました。

子どもが高校卒業後就職したり、大学に通うようになると自分名義でスマートフォンや格安SIMを契約するようになってきます。自分で料金を支払わなければならなくなってくると、料金を節約するために格安SIMで運用したい、などいろんなニーズが出てきます。

 

私がおススメする年齢別の格安SIMはこちらです。

年齢

おススメSIM

理由

小学生以下

TONEモバイル

見守りサービスなど安心なサービスがついている。

中学・高校生以下

LINEモバイル

データフリーの対象サービス利用時にデータ通信量を消費しない

18歳以上

Biglobeモバイル

youtube、Googl Play Music、Apple Music、Abema TVを通信制限なしで使えるエンタメフリーオプション

 

あとはスマホをセット割で新規のスマホを一緒に購入するか、SIMカードのみを購入するのか

元々手元にある端末との相性(SIM会社ごとの使用回線等)など、それぞれにあったスマホを選択することに少し役に立てればと思います。

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